雪国の煙突事情

POSTED / 2021.02.02　
WRITED BY / RYO

日本は世界を見廻しても、類を見ないほどの降雪がある国です。

コロナウィルスが蔓延する前ですと、この雪を求めて多くの外国人が来訪し、ウィンタースポーツを楽しんでおりました。

世界では、この日本特有の豪雪を”JAPOW”と呼んで、パウダーフリークの憧れにさえなっています。

しかし、この”JAPOW”は悪さもします。数えきれない、災害や事故も巻き起こしてきました。

私たちの薪ストーブ業界にも、厄介な場合があります。

今回は、雪に関係した煙突の事故を一つ、ご紹介したいと思います。

少し分かりづらい、この写真。煙突のトップです。

長年、使われていなかった別荘を転居された方が使いはじめ、数日でこのような状態。

実は、煙突のトップが雪で潰されて、煙の出口が塞がれた状態でした。

かなり危険なタールがビッシリ。火災寸前でした。

ただ、当店の周辺の別荘では、似たような状態の煙突をよく見かけるんです。

コレから、春がくれば、さらに移住を検討される方が、増える事でしょう。

購入された住居に、薪ストーブがついていたら、まず、詳しい点検をお勧めいたします。

きれいに燃えている、薪ストーブ近くの窓越しに、真っ白な”JAPOW”なんて最高です。